アトピー性皮膚炎 基本的な食事の注意!!
上記写真はアトピー性皮膚炎、肘内側の改善前、改善後の写真です。赤みがあり、かゆみでかき壊してしまい滲出液も酷い状況でした。漢方薬、スキンケア、また食事の指導で改善しました。
<漢方における食事指導の基本> 漢方では食べてアレルギー症状を起こす食べ物を「発物(はつぶつ)」と呼びます。具体的にはエビ・カニ・牛肉・羊肉・豆類・魚の一部などが当てはまります。これらは異種タンパクをもつためアレルギー症状を悪化させる恐れがあります。 また、食材もさることながら、ポイントは日本人の調理法。日本人は一般に生の食材を好む傾向にあります。特に魚介の魚、エビ、カニ、貝類などです。生の食材(動物性タンパク質)は体の中に『湿』*下記説明参照 を作り出すため、アトピー性皮膚炎にはよくないのです。また冷たい食べ物、冷たい飲み物(アイスクリーム、氷入りの飲み物など)も『湿』を作り出すため注意が必要です。特に胃腸が弱かったり、胃腸機能が低下している場合、生の食材は消化機能をさらに悪くし、『湿』を生む原因となります。発物となる食品、冷たいもののとりすぎは十分注意が必要です。
*『湿』とは・・・簡単に言えば体にたまった余分な水分です。発物や冷たいもののとりすぎで胃腸機能に支障をきたすと体に『湿』(余分な水分)が増えます。これは胃腸が弱い方により顕著に表れます。またアトピー性皮膚炎の方で『湿』が多くなると、炎症の患部からの滲出液もひどくなります。
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