ステロイド軟膏は使い方が大事
福島県 20代 男性 5段階のうち上から3番目のストロングクラスのステロイド軟膏を3年以上使用。なかなか症状の改善が見られずご来店に。 最初に見た肌の印象はステロイド軟膏により皮膚が薄くなり、またステロイドを使用しても炎症がしっかりおさまっていない状況でした。これはステロイド軟膏を長期連用している方に多い症状です。 ステロイド軟膏の連用が逆に症状の改善を妨げている可能性があります。 ただ急にステロイドをやめるとリバウンド症状で悪化する可能性があります。そのあたり十分ご説明の上、ステロイドを数日休薬してもらいました。 左写真は休薬7日目の写真です。 | |
みておわかりかと思いますが、症状が急激に悪化しています。リバウンド症状です。炎症が強く、痒みもあるため掻き傷も多数あります。これを放置しておくと、より傷をつけて症状を悪化させます。この時はやはり一時的にステロイド軟膏で落ちつけることが重要です。 この際、まずは弱いステロイドで試してみます。当たり前なのですが弱いステロイドの方が ・皮膚が薄くなる・リバウンド反応の強さなどは軽くすみます。 このかたの場合、5段階で一番弱いWeakランクのステロイドを3日間使用してもらいました。 左の写真は使用2日目の写真です。 弱いステロイドでも十分効果があるのがわかります。もちろん効果がなければ強いステロイドを短期間使い、またステロイドを休んでもらいます。 ステロイド軟膏は怖い薬ではありません。使い方が大事なんです。 *もちろんスキンケアと漢方薬で対応しております *基本的にステロイド軟膏は積極的に使用はしません | |