慢性皮膚炎(ステロイド軟膏使用を伴う)の改善例
福島県 20代 女性 一度、当店で肌トラブルを改善されたお客様なのですが、3年ほどたって再度ご来店になりました。初めてご来店になった時より、顔、手足の肌荒れがひどく、「ステロイド軟膏の連用があるだろうな 」と想像ができるほどでした。 お話を聞いてみると、お子さんが生まれ、肌荒れをケアしている余裕がなく半年ほどほぼ全身にステロイド軟膏を連用してしまったとのことです。(ところどころに絆創膏が見られます。これは慢性的な痒みのため、かく力が強くなりかき壊してしまい出血するためです。絆創膏の粘着成分のためまた痒みがましてしまい、絆創膏の使用は極力避けるべきです。) ステロイドはリンデロン軟膏(中程度の強さ)を月に6〜7本。毎日使用してしまったそうです。 この使用量はステロイドの使用を減らした時に離脱性皮膚炎が出るだろうと想像ができる使用量です。(離脱性皮膚炎は一番下の*参照) | |
ステロイド軟膏の減量の仕方をしっかりお教えして、スキンケアを中心に漢方薬の服用で対応しました。 ですが、ステロイドの減量と、子育ての疲れなどでステロイド減量より約1ヶ月ほどで全身に激しい離脱性皮膚炎が現れ、夜も眠れないほどでした。 ご本人も辛さのため店頭で涙を流されるほどでしたが、励まし、なんとか辛さを乗り越えて肌の改善に至りました。 このお客様の場合、途中でステロイド軟膏を極端に増やすことなく、ご本人の頑張りで乗り越えられたことに本当に頭が下がります。(当店では症状がひどい時はステロイド軟膏を適切に使用しますが、この客様はご自身の意思で極端な使用は避けました。) 今は背中と手の甲に湿疹が多少残る程度で顔も体も本当に綺麗です。症状ひどかった時の写真を見せるとご本人もびっくりでした。 スキンケアを心がけていただき、症状がきになる場合に一時的に漢方薬を使用しております。 写真を使用してよろしいですかの問いにも、快く了承いただきました。 | |
皮膚病(アトピー・乾癬・ニキビ・化粧品かぶれetc)、不妊症相談の専門薬局】 〒974-8241 (有) 美保薬局 福島県いわき市中岡町3-10-5 薬剤師・国際中医専門員・ コスメコンシェルジュ・不妊カウンセラー・日本化粧品検定協会会員・不妊カウンセリング学会会員・・・岡部 幸治 *写真の無断使用はご遠慮ください | *ステロイド離脱性皮膚炎:ステロイド軟膏を長期間使用し、一気に中止するともともとあった症状とは全く無関係に軟膏を塗っていた場所に一致して特有な皮疹の憎悪を招く。 |