老人性皮膚掻痒症(ろうじんせいひふそうようしょう)が悪化した皮膚疾患例
福島県 70代 男性 一年前から肌のかゆみがあり医療機関を受診。マイザー軟膏(上から2番目の強さ)を使用していたが一向に良くならず、知り合いの勧めで医療機関を変え、そこで出されたスチブロン軟膏(マイザー軟膏のジェネリック)を使用していたが痒みがおさまらず(ご本人は名前が違うが同じ軟膏だとは思っていなかったようです)、逆に湿疹もひどくなっているということでご来店になりました。 相談中も常に体のどこかしらをかいている状態でした。 この方の場合、糖尿病でインスリンの注射をしていることと、医療機関で血圧の薬など数種類飲んでいることを考慮して、スキンケア中心の対応としました。 *漢方薬も2種類ほど使用したかったのですが1種類にしました。 | |
強めのステロイド軟膏を一年間使用していたことから、ステロイド軟膏を徐々にやめていく方法をご説明しましたが、本人の希望でステロイド軟膏は中止し、 ・スキンケアのクリーム ・痒み止めのローション(非ステロイド) ・炎症を抑える漢方の内服薬一種類 で対応しました。 数週間は痒みがなかなか取れませんでしたが、真面目にスキンケアに取り組んでいただき、 炎症も徐々に落ち着き左の写真のように改善しました。 注意いただきたいのは、糖尿病があるお客様の場合、かいた場所の傷が治りにくくなるため症状の改善に時間がかかる場合が多いです。血糖のコントロールも非常に重要になります。 また年配のお客様の皮膚のかゆみの場合、スキンケアは非常に重要になります。スキンケアにまじめに取り組んでいただくと改善も非常に早くなります。 | |
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