アトピー性皮膚炎(ステロイド離脱性皮膚炎)の改善例!(感染症に注意を!)
福島県 10代 男性 ご自身の判断で長年使用していたステロイド軟膏を中止し、急激な症状悪化に伴い生活に支障が出る状況でご来店になりました。痒みが強く、掻くと肌に傷ができ、そこからジュクジュクと浸出液が出る状態で、夜も眠れず、お風呂にも入れない状態でした。 ベースにはアトピー性皮膚炎があるのですが、現在の状況は長期間使用していたステロイド軟膏の急激な中止によるステロイド離脱性皮膚炎と判断し対応いたしました。 | |
全身に傷が多く、浸出液もひどいため、「一度ステロイド軟膏を使って症状を落ち着けましょう。」と提案しましたが、 「せっかくステロイドをやめているのでもう使いたくありません。」とのことでした。 ここで注意していただきたいのは「感染症」です。まれにですが、傷口からウイルスや細菌の感染により、より重い皮膚病や、発熱、臓器への悪影響を伴うことがあります。 このお客様にも発熱や今までとは明らかに違う体調不良などがあるときはすぐに病院へ行くよう説明し漢方薬、スキンケアを開始しました。 | |
漢方薬はまず浸出液を減らすことを一番に考え、炎症を抑えるものと併用しました。 スキンケアは滲出液がひどい場所は殺菌剤が配合された軟膏と亜鉛華軟膏を使いながら、保湿クリームを使い対応しました。 幸いに感染症もなく、ご自身でステロイド軟膏を中止していたこともあり、比較的はやく症状が改善し喜んでいただけました。 *長期のステロイド軟膏の使用でステロイドを減らしていく場合、肌が正常になっていく過程には個人差があります。よく「どのくらいでよくなりますか?」と質問されるのですが、こればかりはその方によって異なりますとしか回答できないのが現状です。(大変申し訳ありませんが(-_-;)) | |
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