美保薬局

福島県いわき市の美保薬局は、漢方薬とスキンケア指導でアトピー性皮膚炎・尋常性乾癬・ステロイド外用剤
による副作用、お肌のトラブル・ニキビ・その他皮膚病のお悩み相談専門の経験豊富な漢方薬局です。

皮膚病事例

しつこく、広範囲に及ぶ貨幣状湿疹(かへいじょうしっしん)の改善例!!

 40代 女性

 特に両手、両足のかゆみ、湿疹でお悩みとのことで車で2時間ほどかかる遠方よりご来店いただきました。 

 病院にも通院し「慢性皮膚炎」との診断を受け、ステロイドも数種類、抗アレルギー剤も服用したが改善されず。

 まず左写真の足から症状が出始め、症状が改善されぬまま手にも同じような症状が出始めてしまい、お悩みになっておられました。
  近所の漢方薬局では、温清飲(うんせいいん)、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)、当帰飲子(とうきいんし)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)などいろいろな漢方を試したが全く改善されず・・・とのことでした。

 左写真は当店をご来店されて1ヶ月の写真です。 
  私の判断では

・まず下腿かたい膝から足首までの部分の伸側から症状が出始めその症状を適切に治せなかった。
・同じような症状が手(手の甲)、二の腕にもひろがって出ている。
・手、足、ともに左右対称に症状が出ている。
・かゆみが非常に強い。

 等の症状、経過から
貨幣状湿疹(かへいじょうしっしん)」と判断し、適切なステロイドの使用方法と漢方薬をお選びし、様子をみていただきました。

*この方の場合、一般的な貨幣状湿疹より症状の範囲が広く、症状を悪化させてしまっており、貨幣状湿疹から移行する自家感作性皮膚炎という皮膚病にも移行しておりました。 
  

 貨幣状湿疹
 とは

 名前の通り、貨幣(お金)のように丸い形で湿疹ができます。(この方の場合範囲が通常より広いです)この湿疹をきちんと治さずかき壊してしまうと左右対称の部位に同じようにかゆみを伴う湿疹が多発する皮膚病です。

ポイントは
・貨幣状湿疹は下腿(足首から膝の間)の伸側に圧倒的に多い
・手指の背(甲側)に多い。
・患部の中央はジュクジュクしていることが多い
左右対称の部位に症状が広がることがある。

 治療は適切なステロイド軟膏の使用と、適切な漢方薬の選び方が重要になります。ただただステロイド軟膏を塗ってもなかなかよくなりません。

 
  遠方のため、電話でのやり取りで漢方薬を調整しながら治療を続け症状が改善し喜んでいただきました。

 先日、久しぶりにご来店いただき冷やして食べる珍しいドーナッツをいただきました。Hさんありがとうございます。スタッフ皆で美味しくいただきました (*´∀`*)

 【皮膚病(アトピー・乾癬・ニキビ・化粧品かぶれetc)、不妊症相談の専門薬局】
〒974-8241
(有) 美保薬局
福島県いわき市中岡町3-10-5

薬剤師・国際中医専門員
不妊カウンセリング学会会員・・・岡部  幸治

TEL 0246-63-8255 FAX 0246-63-8281  

*写真の無断使用はご遠慮ください。
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