結痂型乳児脂漏性皮膚炎の改善例!!
乳児脂漏性皮膚炎(にゅうじしろうせいひふえん)という皮膚病は、お子様をお持ちの方やお孫さんが小さい方はよく耳にする言葉だと思います。 乳児脂漏性皮膚炎とは? 簡単に言うと新生児期や乳児期初期に生理的に毛穴からの脂の分泌が亢進する皮膚病です。従って毛穴の多い頭部、眉毛部などに生じやすくなります。 もちろん毛穴の部位の炎症ですので、髪の毛も抜けやすくなります。(炎症症状が改善されればきちんと髪の毛は生えてきます。) 乳児脂漏性皮膚炎はアトピー性皮膚炎と区別することが難しい場合が多く、アトピー性皮膚炎と併発する症例を見ることが多いのが一般的です 。 | |
酷い症状の場合を 『結痂型乳児脂漏性皮膚炎 』といい、特に頭部、顔部に黄色い滲出液を伴う痂 皮(かさぶたのようなもの)を多数見ることがあります。 写真の赤ちゃんも、病院からのステロイド軟膏を使用して対応していましたがなかなか症状が改善されず、またアトピー性皮膚炎もあり、顔、身体の炎症、滲出液もひどく、お知り合いから「一度、美保薬局で相談してみたら。」と進められご来店されました。 | |
まず、一番最初に徹底したのはステロイドの使い方です。 この赤ちゃんの場合、1ヶ月以上ステロイドを使用されていましたので、ステロイド軟膏のやめ方を丁寧に説明し理解していただき、少づつステロイド軟膏を減らし、当店で行っている洗浄料、スキンケア、掻きこわし部位への対応を徹底して頂きました。 この赤ちゃんの場合、一番良かったのはお母さんが、どのような状況でも落ち着いて対応し、当店の説明をしっかり理解していただいたことです。ステロイドを辞めていく過程では、症状が一時悪化したりします。その都度ご来店頂き説明し安心して頂きました。 | |
まだ、身体やほっぺにかきこわしはありますが、一番最初の写真と比べても分かる通り、肌自体の赤みもすっかり落ち着き、頭の乳児脂漏性皮膚炎もすっかり落ち着きました。 また乳児脂漏性皮膚炎で母乳をあげているお母様は、脂肪・糖分・アルコールを控え、胃腸を整えることが重要です。 また乳児脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎の赤ちゃんは、出来るだけ離乳食は遅くする、動物性蛋白質は出来るだけ1歳に近い年齢で入れるなど工夫が必要です。店頭でご指導しておりますのでご相談下さい。 【皮膚病(アトピー・乾癬・ニキビ・化粧品かぶれetc)、不妊症相談の専門薬局】 〒974-8241 (有) 美保薬局 福島県いわき市中岡町3-10-5 薬剤師・国際中医専門員 不妊カウンセリング学会会員・・・岡部 幸治 TEL 0246-63-8255 FAX 0246-63-8281 *写真の無断使用はご遠慮ください。 |