“和顔愛語(和やかで温和な顔つきや言葉つき)”
ニーハオトンシン 2013年 11・12月号 岡部美智子
3~4年前に知人からいただいた胡蝶蘭の花が咲き終わり、
枝の部分は全部枯れてしまったのですが、葉の方は青々と
元気でした。胡蝶蘭は、どこから枝を伸ばして花が咲くんだ
ろうと、とても気になり、『茎はどこから出てくるの?』
『いい花を咲かせて見せてね~』と、何気なく話しかけ、
手入れをしていると、葉と葉の間から、小さい目が出てきました。
この調子だと、新年には花をつけて、私に見せてくれるようです。
『美保(薬局)さんでは何でこんなに植物が元気なの?』とよく聞かれ
ます。私は、草花のことはまったくわかりませんが、不思議といろんな
花や木々がきれいに咲いてくれたり、実をつけてくれたりします。床に
置いていて、少し元気がないな~寒いのかな~と思うと、20~30cm
ぐらい高い所に置き換えてみたり、枝が重いのかもしれないと思ったら、
潔く切ってあげる・・・。
駐車場にある、花壇のラベンダーもそうです。これも手入れの仕方は
わかりませんが、花が終わって、枝だけになり、何だか汚くなってしまっ
たな~と思ったら、思い切って全部切ってしまいます。
店頭の植物たちは、所々、枯れたり腐ったようになった根は、切りとって
しまいます。よ~く観察していると、もうそろそろ水が干しいな~とか、
お日様を浴びたいな~と言っているような気がするのです。
ただそれだけ・・・
昔、“水からの伝言”という本がありましたが、水にも心があり、
言葉は水にも伝わるということをいろいろな水の結晶を調べることで
伝えた本でした。この本について、世間では賛否両論ありましたが、
私は信じたいな~と思っています。
人間も草花も、元をただせば水で出来ています。いつもきれいに咲い
てくれてありがとう。
仏壇のお花を捨てる時も一生懸命咲いてくれてありがとう。ご苦労様。
と、必ず心で話しかけます。
人に対しても暴言を吐いたりすれば、相手の心もゆがむし、吐いた
人の心もゆがむと思うのです。
私は、“和顔愛語(和やかで温和な顔つきや言葉つき)”の言葉を実行
して行きたいな~と思っています。