便利な時代ですが・・・
ニーハオトンシン 2013年 7・8月号 岡部美智子
『今晩、我家に夕食、食べにおいで!!』と、友人がメールをくれました。
『了解です!!』とニコニコの絵文字を入れてすぐ返信をしました。
メールって便利ですよね♪でも、別な用事でメールする時は、言葉を選びながら、
相手に不快な思いをさせぬよう、真剣にメールを打ちます。
『電話した方が早いんじゃない?』と娘に笑われてしまうときが多々あります・・・
確かに、手紙や葉書きの世代で、家には1台きりしか電話がなく育った私には、
携帯電話のメールはなかなか慣れないものがあります。
昔、学生だった頃、家に男の子から電話が来て、長電話をしていたら、隣で父が
『いつまでしゃべってるんだ!!』と、わざと電話口の男の子に聞こえるように
叱りますし、私が最初に電話を取らなかったら、誰々から電話が来たと、家族
みんなにわかってしまう時代でした。
家族には、私の友達のことや誰と仲がいいとか、お付き合いしている人は誰・・・
とかほとんど把握されていました。今考えれば、良い事だったと思います。
現代は携帯電話の時代。夫も妻も子供も各自、携帯を持っているから、子供が
どんな友達と付き合っているかは親子で話をしない限りわかりません。こういう
事から、いろいろな事件も多発しているように思います。
相手が忙しくて電話に出られないときなどはメールをしておけばいいのでとても
便利です。口では言えなくてもメールだと言えることもありますからね。
でも、私がメールを使うときに気を付けることは、目上の人にお礼を言う時、
大切な話の時、何か注意をする時などは、メールは使いません。電話か、会って、
直接話すようにしています。そうすれば話した時の相手の気持ちなどが声や表情で
わかりますからね。お礼をする時は、なるべく礼状を書くように心がけています。
書家の相田みつをさんの言葉に次のような言葉があります。
お礼とおわびは
速いほうがいいよ
おそくなると
よけいなべんかいを
しなければならない
からね
この心がけを忘れないようにと思っています。