この10年間のカラダの変化
ニーハオトンシン 2013年 5・6月号 岡部美智子
朝起きて階段を下りる時、トントンとは降りられない。
カラダのどこかが少し軋むようなギシギシ感がある。
こんな風に感じるようになったのはいつからだろうか?
47才で閉経になり、毎月のわずらわしさから解放
されたと思ったのもつかの間で、まず出てきた症状は、
夜中や朝方、手の指に強張りを感じるようになり、
リウマチ疑って検査をしたが、異常なし・・・
次にセール用の葉書きを書くと手首が痛くて動かす
こともつらくなるような症状が出たり、朝、起きると
背中が鉄板を背負うようにつらく、しばらくベットの
端にかけてから動き出す。横になって腕枕をしようとすると肩が痛い。
着物を着て、帯を結ぼうとしても腕が後ろにまわらない・・・
・・・あれから10年、57才の私は今、この症状は1~2個ぐらいに
減りました。とにかく閉経になってから、いろんなところにガタが
来たという感じで、体が大変つらい時期でした。
女性ホルモンが少なくなり、カラダの節々に油切れが起きてくる、
車に例えるとちょうどもう車検の時なのですね。永く乗ろうと思ったら
きちんとメンテナンスをしなければなりません。
自分のカラダから、分泌出来なくなったものは、外部から補給して
いかなければならないのです。
そして、いろいろな症状とケンカせずに付き合う。
『今日はこの症状のお出ましだ!』一つの症状をとって病院歩きを
したら、何軒歩くかわからない・・・これ以上、放射能はいらない
もの。いろんな事がプラスに考えられるようになりました。
この10年のうちの後半の5年は、病人の看病と介護も加わった
のですが、この看病や介護があったので、自分の状態と深く考えずに
乗り切れたのです。有難いことです。
今、介護に入った方、また家族に病人のいる方・・・声を大にして言い
ます 第一に考えるのは自分の事!!良い奥様でいなくていい。
良い嫁しなくていい。周りの人に良い人と思われなくていいのです。
自分がその人に接するときは、優しくしてあげれば・・・デイサービス
も利用しましょう。
周りの兄弟、姉妹にも声をかけて手伝ってもらいましょう。送り迎え、
買い物、掃除などなど介護が女性だけとは限りません。男性にもどんどん
参加してもらい、ご主人や息子さん、みんなに協力してもらいましょう!
出来ることをやってもらう。そして女性が元気で美しくいられる事が
家庭の幸せにつながると思います。