美保薬局

福島県いわき市の美保薬局は、漢方薬とスキンケア指導でアトピー性皮膚炎・尋常性乾癬・ステロイド外用剤
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ニーハオトンシン

2006年03月

水の毒・・・“水毒”(すいどく)って!?

ニーハオトンシン 2006年3月号  倉本健治

 水の毒・・・“水毒”(すいどく)って!?

今まで漢方学的に“水分の過剰摂取は身体に余計な症状を引き起こす”と言う事は知ってましたが、今回『医学博士の石原結實先生』の著書を読み、改めて現代人にとって『補う』事より『出す(汗・便・尿)』事の重要さを、認識致しました。
 例えば、身近な例で[小学生から大人まで]二重あごで・腹が出て・下半身が太く、そしてむくむ方々・・・・
これは漢方学的に言う「水毒」と言って、体内の水分が摂り過ぎの為、上手く細胞内に取り込まれず、細胞と細胞の間・副鼻腔と言う、鼻の骨の周囲・又は皮下(皮膚の一枚下)に貯留される為、脳に「細胞に水を送れ」と言う指令が伝達され、又々水を欲しがります。
 お子さんで太り気味の子が食事の折、水・ウーロン・麦茶等をがぶ飲みして、ご飯を食べる・・・のがこの状態で、これを繰り返してると、体重は無論ですが、上腕部の内側がゆるんでしまって、全く“しまり”がなくなり、さわると、ぼてぼてとしております。
無論この現象は、腹部・胸部でも起こります。
 よくテレビ等で、お年よりは就寝前に「コップ1-2杯の水を飲むと、血液サラサラになるので良い」と言ってますが、石原先生から言わせると『水の過剰摂取は冷えを起こすので、あまり運動もしない冷え性の老人が、冷たい水の摂取は、返って冷えを増長し、その冷えによ、血栓を生じる』と言っております。
運動不足・冷え性の方は、寝る前には、『生姜紅茶』等での身体を温める水分の補給を、お奨めしたいとの事です。

 特に、冷え性の方々は“水・お茶・コーヒー・牛乳・ウーロン茶・麦茶・清涼飲料水・南の方でとれる果物・地上高く実る果物・酢・パン・マヨネーズ・洋菓子等の取り過ぎ”は、食の性格から言って『身体を冷やす性格で』【めまい・神経痛リュウマチ・喘息・各種の痛みの憎悪・偏頭痛・夜間の頻尿冷房に長くあたると頭痛】等の症状の悪化を誘発します。
 冷え性又は水分の摂りすぎで上記の様な症状のある方は・・・【生姜紅茶・玄米・黒ゴマ・赤ワイン・野菜は葉物よりも根茎の物で火を通す・硬いものを食べる・熱を加えた物・・・白米よりチャーハン・赤飯・釜飯、肉・魚介類チーズ、天燃塩で作られた白菜漬け・キムチ・たくわん】等々に、20-30分の半身浴かウォーキングで汗をかくこと等にご留意下さい。
 (詳しくお知りになりたい方は美保薬局の方へ)

 水を多く取れば、皮膚に潤いが現われ(瑞々しい肌になる?)と考えておられる方・・・それは嘘です!!瑞々しくはなりません・・その為には、きちんと、尿で・便で・そして汗。
 『何せ、出す事!』なのです。但し運動・半身浴等でなく、楽して、温かい部屋での汗かきは、全く意味がありませんので、要注意です。
 サプリメント・栄養剤・健康に良い食品・飲料と、テレビ・雑誌を賑わせておりますが、石原先生曰く、『口から入れるより出しなさい』・・・私は、成る程と思いました!!・・・この私でもプールでウォーキングしてくると、『肌はつるつる』なのです!!
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