あなたは本当にアトピーですか???
ニーオトンシン 2006年11月号 倉本健治 日々、いろんな、皮膚病の方のご相談をお受け致しております。特に、当店のホームページをご覧になり、遠くは北海道・宮崎などからメール上の写真での皮膚病の問い合わせがあります。 無論、店頭にご相談にいらっしゃる方も、写真等で遠方よりご相談下さる方も、ほぼ皮膚科には通院していて「治らなかった」「治りにくい」と言う方々ばかりです。 美保薬局の場合、私が症状を診て、病名・原因が不明の場合、皮膚科医・小泉先生に紹介し診て戴きますが、小泉先生も「岡部先生、アトピーと言われた方の殆どがアトピーじゃありませんよ!!」と、おっしゃっています。 |
何故みんな『アトピー性皮膚炎となってしまうのか?』・・・私が考えるに【アトピー・・・】と言う外来語を日本語に訳すると『訳がわからない』と言う意味になります。・・・つまりお医者さんに「アトピーは何故なるんですか?」と質問すると「アトピーとは、訳わかんないと言う事なんですよ」となっちゃう訳なんですネ・・・。 しかし、小泉先生も私も、アトピー性皮膚炎と診断するには、きちんとした定義がありその定義に基づいて診断する訳です。 |
又、ご相談の中で不思議なのが【女性の方の顔面のトラブル】です。これも病因では、『何故トラブルがおきたのか』と言う説明をされません。 例えば先日いらした“化粧品カブレ”の方は、「皮膚科では何と言われましたか?」とお聞きしましたところ「ホコリにかぶれてます」と言われたそうです。しかし、その方は「私みたいな素人でも、もしホコリが原因なら、どうして露出している腕とかが、何でもないのか不思議でいたんです。そしたら、友達から美保薬局に行ってみたら?・・と言われて来ました」との事。・・・この方は使用している化粧品で皮膚炎がおきていて、リスブラン化粧品に変えて無事治癒致しました。 又、女性に多い《酒サ様皮膚炎(赤ら顔)》も、皮膚科に行き「紫外線によるカブレ」とか「中年のにきび」とか、やはり訳がわからない説明がされます。 ただ、それだけならいいのですが、それにステロイド軟膏の連用をされると・・・大変な事になる訳です!! |
小泉先生もよく言いますが「皮膚病に対し現代医学の領域は案外狭い領域なんです。それに引き換え、漢方薬の領域は広範囲ですネ~」と・・・。現代医学では、痒みに対して“痒み止め”位しかないんです。従がって、例えば“赤ら顔の酒サ様皮膚炎”等には適切な薬がないんです。所が、漢方薬では赤ら顔の原因となる“血熱(けつねつ)”をとる処方とかが揃っており、治療に(アトピー等にも)対応できる訳です。 【たかが病名されど病名】・・・やはり、きちんとした病名・原因説明の元に治療を受けたいものですネ!! あなたの皮膚病は、さてどの様な皮膚病でしょう・・・??? 当店のホームページをご覧になり、参考になさって下さい。 |