一宿一飯!!
ニーオトンシン 2007年4月号 倉本健治 桜咲く春”ですね!そして旅たちの季節でもありますネ・・・。入学・就職にと、特に大学に行く方々にとっては、本当に親元から初めて離れて行く経験の方も多いと思います。 私も約40年前、仙台の薬大に行きましたが、正直最初の1ケ月はホームシックにかかり、下宿の2階の窓から、特に夕食近い薄暮の時間になると、窓からいわきの方を見ていた思い出があります。 しかし、除々に慣れて友人も出来てくると、この気持ちも薄れ、友人と何かにつけ「今日は授業が休校になったから」とか「友人の誕生日は無論・天皇誕生日から」とか・・・ほぼ毎日飲み続けておりました。これが、学生時代最高の思い出ないなりますネ!! |
そして最初に訪れる夏休み・・・!何と言っても学生時代の最高の日々(お金はあまりないですが)なのです。 私たちの頃は、まだ北海道に薬大がなく、仙台まで北海道からの学生もかなり来ていましたので、北海道の友人がかなり出来ました。それで最初の夏休みの北海道旅行を含め合計で(その後を含め)60泊位しました。 お金のない学生の大半は(今少しずつ見直されている)“ユースホステル”での宿泊と、何と言っても、友人の家での宿泊なのです。(酒にご馳走に・・・)ある時、友人3人と、釧路からその日宿泊する友人の襟裳岬の近くの広尾と言う(日高昆布の名産地)友人の家に行くのに“何かお土産を”と思い、お金のない私たちは、一人500円位づつ出し合い、何と、やはり昆布が名産の釧路から昆布名産の広尾に“昆布を買って行来ました!”いわきに来るのに“目光の干物”を買ってきた様なものですネ・・・ |
その晩、友人のお父さんから、ジンギスカンやお酒を十二分にご馳走になり、翌日は札幌へ行く予定でしたので、朝出がけに、その友人のお父さんが「岡部君、大通り公園で、とうみぎでも食べナ」と一人に1000円のお小遣いをくれました。昆布事件依頼“気の毒”に思ったのでしょうネ!! 私はこの事が非常に印象に残り『将来自分の子供達が学生になり、友人を連れて来たら、出来る限りの接待をしてあげよう・・』と考えておりました。そのこともあり、現在、息子・娘の友人が来た折には、一緒に飲み・騒ぎをしています。 過日の息子の結婚式で友人代表の挨拶をしてくれた方が「岡部君の実家へ遊びに行った際のご両親をはじめ、家族や親戚の方々の接待がすごく嬉しかったです!!」と言う、言葉には、又々ウルウルしてしまいました。 私は大学は無論勉強する所だと思いますが、もう一つ重要なことは、20代と言う年齢で、いろいろな考えもしっかりする年頃です・・・そこで【友人をつくる】事がもの凄く重要だと思います。・・・そして、是非、友人の育った町へ遊びに行ってご馳走になって下さい!決して遠慮は要らないと思います。 |
しかし一つだけお願いがあります。お世話になり、帰ってきましたら、御礼の意思を表現して下さい。それは汚い字でも良いですので、出来たら、50円のはがきを一枚書いて下さい。それか、せめて電話で・・・間違っても、目上の方やお世話になった方に対して、“携帯やパソコンのメール”で「うんぬん・・」は失礼にあたりますので・・・くれぐれもご注意下さいね。 |