メタボリックシンドローム(内蔵脂肪症候群)
ニーハオトンシン 2007年6月号 倉本健治 先日、食生活改善推進員の方からのご依頼により、石川町の勤労青少年ホームで、講演をして参りました。当日は、石川管内5町村、食生活改善推進員の方々(約70名近く)にお集まり頂きました。 講演内容は、現在テレビ・新聞などで日々話題になっている成人病の一種、メタボリック症候群について、現代医学、中医学的にお話し致しました。お聞きになられている方々は、ちょうど中年のご夫人方で、ご自分の体型と照らし合わせながら聞いていたのか・・・みなさん真剣にお聞き下さいました。 |
≪ステップ1≫ ○男性で腹囲85cm以上 ○女性で腹囲90cm以上 ≪ステップ2≫ ○最高血圧130以上 ○最低血圧85以上 ○中性脂肪150以上 ○HDLコレステロール40mg/dl未満 ステップ1にステップ2が2つ入るとメタボリックシンドロームとなります。 内臓脂肪は、男性ホルモンの影響が一番影響する為、女性より男性の方が圧倒的に多いのですが、閉経を迎えた女性の場合、男性ホルモンが優位となり、内臓脂肪の蓄積が多くなります。但し、“内臓脂肪”は、普通預金と同じ(出し入れ自由)で、生活習慣をきちんとするとかなり改善されますが、特に女性に多い“皮下脂肪”は定期預金と同じで、一度貯まるとなかなか解約できなくなるわけです。(埴輪の姿・・・!!!) |
中高年の方々も心配なのですが、私が一番心配するのが、塾通いで運動も少なく、ついファーストフード、インスタント食品、甘いお菓子、ジュース、フライ物などの過食になっている現代の子供たちの将来が非常に心配です。 内臓脂肪に関する脂肪細胞は、努力すれば小さくなりますが、子供の頃に大きくなった脂肪細胞は、成人後の不摂生で、簡単に大きくなり肥満―――内臓脂肪型、そして皮下脂肪の蓄積となるわけです。 これ等による悪影響は、即発症するというより、10年、20年後に糖尿・高血圧・中性脂肪・痛風などで悩まされるわけです。 |
『いいがらぁ~はいっとこ違うんだがら食べたっし~』 『疲れるから甘いもの食べね~ど!!』 『運動部なんだから、食べるだけ食べろ!!』 『私は全然食べてないのに太っちゃうんだよね~』 ・・・これ等はウソです。まずは、口から入れないようにしましょう!! 100円均一セールだからと、スーパーでスナック菓子・インスタント食品・まんじゅうなどの“買い溜め”はしないようにしましょう!!! 『プールに行って水中ウォーキングしたら?』と言うと、『でも、水着になるの恥ずかしいから~』と・・・『んだがらウォーキングすんだっぺよ~!!』 |