あぁ正負の法則・・・美輪明宏著より
ニーオトンシン 2007年7月号 倉本 健治 まず、この世の中には『正負の法則』があることを忘れてはなりません。楽あれば苦あり、苦あれば楽ありで、いいことの後には必ず辛い事がやってくるものです。揺り戻しのない幸せは、この世には存在しないと言う事を覚えておくべきです。 |
やれ器量良く生まれて、お金持ちで、素敵な恋や愛に恵まれ、大きな家で家族もみんな健康で、仕事も順調、平和で幸せ、等といくら願おうと、それは本人の自由です。でもいっぺんに全部手に入ってしまったら。後は落ちるだけです。しかも恐ろしい程の落差で命を落としてしまうこともあるのです。別に脅かすつもりはありませんが。ただ事実を述べているだけです。 大きな“正”には大きな“負”が必ずセットになっています。表だけが大きいコイン、片方だけに大きく振れる振り子、影のない光がないように、これは変えられようのない事実真理です。だから、小さな“正”しか得られなかったからといって、悲観することはない。手にする“負”も小さくてすむのです。 私のいる芸能界でも、もの凄く人気があってお金稼いでいるタレントガ、家に帰れば家庭崩壊、なんて例はザラにある。独身の人気タレントなら、休日もない、仮にあっても外出など夢の又夢なんて生活している。あまり売れないけど、人望があり、恋人とも自由にデートできて、と言う人もいますしね。悪いこともあるかわり、いいこともある。 ものごとには、常に裏と表があるのです。明るい部分だけを夢見ているようでは、必ずしっぺ返しを食らうもの。ですから、すべてが手に入らないことを嘆くのは間違っているわけです。「ほどほどでけっこう。無事息災が一番」と思える様になれば、人をうらやましがることもなくなる。精神衛生上、大変よろしいですね。 原文【大きく得れば大きく失う】より…… |
美輪明宏さんの本は何冊か読んでおりますが、テレビの江原さんとの会話にあるように仏教の『諸行無常』又『奢る平家は久からず』の言葉通り、人生《常に一定はない》と言う事なのでしょうネ! この本の中では、読者の人生相談があり読んでて気の毒になる様なご相談もありますし、中には美輪さんに、こっぴどく叱られる方もおります。逆に本当に気の毒方には「そう!その逆境も、あなたが現世に修行の為に選んで来た事なのよ!今生きてる現世はあなたの輪廻転生のなかではほんのちょっとした瞬間なの・・来世に生まれかわって来る時に魂が一段上のランクに行く為の修行だと思えばいいの…」と言う事を答えとして書いております。 スピリチアルカウンセリング…外国では医学会でも認証されておりますネ!! |