脳梗塞で倒れて、ちょうど一年・・・
ニーハオトンシン 2008年11月号 文:岡部健治 去年の11月19日、久し振りに会った甥っ子たちと楽しくお酒を酌み交わし、かなりの酩酊状態でベットへ入りました。 夜間気がつくと、ベットの下に落ちていました。と、同時に尿意を感じ、立とうとするのですが、両足に力が入りません。それでも必死にもがきますが、両足は全く動かないのです。 そのもがいている最中に気になるのが、自分の脇にある誰かの左腕・・・触れてみると、異常に冷たく重く・・・『何故こんなところに誰かの腕が・・・しかも死んでる腕があるんだろう』と思っていました。 後からわかったことですが、それは脳梗塞を起こして動かなくなった、自分の左腕でした。 |
倒れてから、6~7時間経った頃でしょうか、2階でドタドタしている私の状態に気づき、妻が来てくれました。 ベットの下に倒れている私を見て、すぐ異変に気づいた妻は、すぐに両手の握力の確認をしました。 『健治さん、脳梗塞の疑いがあるから、救急車呼ぶからね!!』と言う事で救急車を呼び、救急車の車内に入りましたが、なかなか受け入れてくれる病院がなく、ようやくOKが出て、受け入れてくれたのが松村病院でした。 |
松村病院に着き、全ての検査が終わり、集中治療室に入り、すぐ主治医の先生から妻に『今は意識がありますが、明日からはなくなるかもしれません。もって2週間ですね・・・』との事だったそうです。 そうとは知らない私は、初めて経験する入院。 そして、頭を動かしちゃ駄目と言う事でトイレには一切行けない情況・・・“尿道カテーテル”と言う、人間の尊厳をふみにじる様な器具に、初体験の私は、気が狂いそうな体験でした。 入院中は無論、伝家の宝刀の日水清心丸の服用を欠かさずしておりました。 松村病院の先生の治療、そして清心丸(牛黄・ごおう)の効果か・・・今、現在ほとんど麻痺や後遺症もなく、先生からも『奇跡ですよ!!』とのお話しでした。 |
12月3日に松村病院を一時退院し、まだ体調も完治していなかったため、心配した家族が近くの幸島病院に入院させてくれました。 そして年末には退院をし、今年からお店に復帰することが出来ました。 その後、心臓のカテーテルの手術で再入院しましたが、無事手術も成功し、現在に至っております。 今回病気をして、皆さまには大変ご心配をおかけしました。また、お客様や友人から、たくさんの励ましの言葉をいただきました。 本当にありがとうございました。お蔭様で、11月20日で約1年を無事、迎えることが出来そうです。 先週の11月14日には、約1年振りに白河にある龍の舞ゴルフクラブに大親友のお巡りさんと、1ラウンドして来れました。 つくづく私は、たくさんの方々に支えられ、助けられているんだな~と感じます。 今、生かされていることに感謝し、今後とも自重していきたいと思います。 |