美保薬局

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ニーハオトンシン

2009年06月

症候性てんかん!?!?

ニーハオトンシン 2009年5/6月合併号 文:岡部健治

平成19年に脳梗塞を起こし、翌年の4月に車の事故をして以来、運転は控えていたのですが、やはりどうしても運転がしたいと思い、運転の確認のため、再度教習所へ通い始めました。
はじめは、運転のシュミレーションをする機械で、運転の確認と起こしやすい事故の体験、確認をしました。2度ほど、シュミレーションをした後、いよいよ路上教習となりました。

5月12日・・・2度目の路上教習の日、その日は、朝から何だか気ぜわしく、体調もいまいちのような感じでした。緊張の中、路上教習を走り出しましたが、教官が『岡部さん、大丈夫ですか?今日の岡部さん、何だかおかしいですよ。』と心配顔なのです。

それでも呉羽病院の辺りまで、必死に運転してきたのですが、やはり自分でも運転に違和感を感じ、教官に『先生すみません。運転、代わっていただけますか?』とお願いしましたが、教官がすぐに私の自宅へ連絡し、家まで送っていただきました。教官が妻に説明をしている間に、私は事務所に入っていきました。そのとき・・・てんかんの発作が起き、倒れてしまったようなのです!!
私が気づいたときには、松村病院のベットの上でした。

運ばれた初日は、左の視覚がおかしく、このままでは家には帰せないということで、普段の生活が出来るぐらいに回復するまで、合計3泊してきました。
 実は、この発作には前駆症状があったのですが、それは・・・“小さなあくび”の連続だったのです。そのことは“てんかん”という発作が起こるまで、わかりませんでした。退院後、お世話になっているお医者さんに聞いたり、インターネットで調べてみたところ、脳障害を起こした人は、このような症候性てんかんはつきもの・・・ということでした。
薬剤師としての立場上、無知だったことを反省しました。この経験から・・・以前脳障害、脳の病気を患った方は、今後こういうことが起こる可能性がありますので、どうぞご留意下さい。
それにしても・・・路上の教習中に発作が起きなくて良かったな~・・・と、つくづく思います。もしかしたら、事故を起こして、自分だけならまだしも、教官まで巻き添えにしてしまっていたかと思うと・・・・・教官の咄嗟の判断に感謝です。ありがとうございました。
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