かあちゃんの味!!!
ニーハオトンシン 2010年1/2月合併号 私が病気をしたり、80を過ぎた母が入院したりで、ここしばらく、冬になると必ず我家の食卓に出ていた白菜の漬物が消えてしまいました。 私が『白菜の漬物が食べたいな~』というと妻は一念発起し、以前母から教えられていた白菜の漬け方を思い出し、白菜漬けに挑戦し始めました。 いざ白菜の漬物が出来上がってみると、なんと母の味に勝るとも劣らぬ美味しさではありませんか!!! |
友人、知人、お客様に差し上げると、なかなか好評をいただいています。 年末に娘の友人たちが遊びに来た際、この白菜の漬物を出したところ、『これ、誰が漬けたの!?美味しいおいしい!!』と食べてくれて、お代わりまでしていってくれたほどでした。妻が『若い子でも漬物なんて食べるんだね~』というと、娘が『みんな30過ぎてるから、酒のつまみは漬物で十分な人たちばっかりだよ・・・』と。。。なるほど~~~。 |
妻曰く、『気候が暖かいいわきよりも、古殿町の白菜の方が小ぶりで、甘みがあって美味しい。』とのこと。確かに白菜によって、食べたときの味や甘みが違います。 最近では、『漬けて1日で水が上がらなければ、塩か、重石が足らない』とか、『この白菜の漬かりは、まだ少し若かった~』とか・・・大変な白菜漬け評論家です。 妻も、みんなに美味しいと言って食べてもらうと漬ける甲斐があるようで、今年の冬は、少なくなってきた漬物を小さい桶に入れ替えて、また白菜を買ってきては、大きい桶に漬けるというのを何度も繰り返しています。 |
私は茶の間から、外で白菜を漬けている妻の後姿を見ながら、妻から“許された”少量のお酒を白菜の漬物をつまみに飲み、一人悦に入っております・・・。 薬剤師 岡部健治 |