花のあと・・・
ニーハオトンシン 2010年3/4月合併号 映画“おくりびと”を観に行って以来、久しぶりに映画館で映画を観てきました。 “花のあと”原作、藤沢周平です。 “蝉しぐれ”“山桜” “たそがれ清兵衛“などなど・・・名作がいっぱいですが、今回の“花のあと”も観に行った後、2~3日経つ毎に心が暖まり、思い出すと笑顔が出る作品です。 女性が主人公になり、敵討ちをするというストーリーですが、今、人気上昇中、今期一番注目されている女優の北川景子を主演にその他の出演者も、皆、それぞれいい演技をしていました。 |
―STORY― 500万石を誇る寺井家の一人娘・以登(北川景子)は幼い頃から父に鍛えられ、並の男では敵わないほどの剣の腕を持っていた。 満開の桜を前に花見をしていたある日のこと。彼女に若侍・江口孫四郎(宮尾俊太郎)が声をかけてきた。 彼は藩内随一の剣の使い手で、先日彼女が打ち負かした道場の一員でもあった。孫四郎は彼女が来た日に自分が道場にいなかったことを残念だと言いいつか手合わせしたいと笑顔を見せた。孫四郎は下級武士の三男で彼女の家柄とは釣り合わない間柄だったが、以登は彼と竹刀を 手合わせできるように父(國村隼)に願い出た。数日後、父は約束通りに孫四郎を呼び、彼女の念願の試合が行われた。 結果は孫四郎が勝ち、彼女は女と侮らずに自分と向き合って試合をしてくれた孫四郎に強い想いを抱く。だが以登にも孫四郎にもすでに結ばれる相手が決められていた… |
江戸時代を舞台に、当時としては珍しく女性が正義のために敵討ちをする物語です。その女性・以登は剣の腕は立ちますが、女性としての嗜みや教養を持つ美しい女性です。一度だけ試合をした孫四郎を想いつつも、父の決めた許婚・片桐才助(甲本雅裕)と結ばれる定めを受け入れようとします。時間はゆっくりと過ぎ、孫四郎は300万石の名家へ婿入りします。 しかし、彼はひとつの失態により自害へと追い込まれます。どうしても真相を知りたくなった以登は許婚の才助に依頼して孫四郎の失態の裏にある陰謀を突き止めていきました。 観始めるとすぐに真っ直ぐに背筋を伸ばした以登に共感していました。桜の花の儚さを切なく感じ、控えめながらも自分に自身を持って生きている彼女は、凛とした存在感がありとてもステキでした。 また、物語が進むにつれて、はじめは頼りなかった才助の良さが少しずつ見えてきます。 人の良い笑顔の裏に才知を隠し持っている才助は、以登の良き理解者となっていき、彼の見せる柔軟な心の広さと優しさに、以登の心も少しずつ近づいていきました。 |
日本の四季を感じさせてくれる、数々の風景。時代を感じさせる所作。そして奥ゆかしい密やかな想い。どれもが日本だなあと感じさせてくれる美しさを伝えてくれました。そして何と言っても以登を演じた北川景子が素敵でした。 また、以登の許婚役の甲本雅裕さんが最高の笑顔で演じていて、本当にハマリ役でした。また、以登と父(國村隼)の言葉少ない会話の中に父娘で思いが通じている関係性にも感動でした。 物語が終わるにつれ、次第に幸せが広がっていくような展開に、見終わった時、思わず笑顔になっていた1本です。儚い桜の華やかさと共に凛とした強さが真っ直ぐに伝わってくる、爽やかな余韻の残る作品でした。 一見の価値のある映画だと思います。こんな時代だからこそ、心に訴える藤沢作品なのでしょうね。。。 |
しかし、こんなステキな映画を観に行った次の日の夜・・・岡部健治またやってしまいました!!! 私が止めるのも聞かず、私が寝てからも、調子にのって、夜遅くまで一人お酒を飲んでいました。どれだけ飲んだかは定かではありませんが、足がもつれ、その拍子に台所のテーブルの角に額をぶつけ、床に転んだ模様・・・やったばかりでもすでに、額にでっかいたんこぶが出来ていましたが、翌日がさらに大変!!!もともと、頭の大きい主人の額はさらに大きく・・・まるで“福助”のようその次の日はガッツ○松、その次の日は試合後の内藤○助、4日目になるとだいぶ腫れは引けてきましたが、目の周りがまだ真っ黒・・・今度はパンダのようです!!! |
なるべく一目につかないようにと思っていても、ウォーキングは欠かさずに行なっていて・・・主人を見る人は、『えっ!?』と、必ず二度見!!配達してくれる人からも『お大事に』と言われるほど・・・。 でもきっと、このぐらいで済んでいるのは、田七人参のお陰・・・きっと、普通の人なら、もっと大変なことになっていたでしょう!!!何を隠そう、田七人参を普通の人の2倍量服用していますから!! 健治さん、あなたはず~っと田七人参とお友達ですね♪脳梗塞を起こしたとき、心臓のカテーテル手術、事故をしたとき、今回のケガ・・・そしてきっとこれからも・・・! 岡部 美智子 |