私の愛する植物たち・・・
| ニーハオトンシン 2010年５／６月合併号 岡部美智子 数年前、知り合いの薬局さんに行ったら、足元に白と赤の可愛らしい花が咲いていました。 『この花なんていうんですか？』とたずねるとそれは、源平(げんぺい)蔓(かずら)（源平臭(げんぺいくさ)木(ぎ)）という花ということがわかりました。 一目惚れというほどにその花にひかれてしまい、『是非、枝分けしたら私にも下さい』と頼み込んでしまいました。それから数年が経ち、今店の至る所には、源平蔓の花が満開です。 最初に白い花が咲き、その後、その白い花の中から真っ赤な花が出てきます。しかしこの真っ赤な花は、数日で落ちてしまいます。そして残った白い花が、だんだん紫色に変わっていくのです。これほど楽しませてくれる花はありません。 |
| 最初の白い花から、真っ赤な筒状の花がポッと出てくるさまは、本当に可愛いのです。この白と赤のコントラストを源氏と平家に例えて、源平蔓というようです。 我が家から枝分けして、支店やスタッフの家にもあげたのですが、支店では、まだその花が咲いていないということだったので、源平蔓に『可愛いね～』『がんばって花をつけてね～』とか、もし花が咲いたら『キレイな花を見せてくれてありがとう!!』など、声に出して声をかけてみてと、支店の店長に話したところ、嬉しいことに小さな蕾が出てきたようです。 支店の花もこれからどんどん可愛い花を咲かせてくれると思います。 |  |
| 源平蔓もさることながら、私はいろいろな植物に話しかけています。というより、話しかけたくなってしまうのです。 ３年ももっているシクラメンには、『凄いね～がんばってるね!!』と話しかけたくなるし、葉っぱだけの見事なシクラメンには、『花じゃなくて、葉を見せてくれるシクラメンなんだね～』とか・・・１枚の枯れた葉を見つけてとるときには、『今までご苦労様』とか・・・無駄に伸びてしまった枝には、『身軽にする為に少し切らせてもらうよ～ごめんね』とか・・・仏前に飾ったお花を取り替えるときには、『今までありがとう』・・・など。。。こんな風に話しかけるようになってから、余計、花や葉っぱたちがいきいきと元気になってくれたように感じます。 植物だけじゃなく、物にもありがとうなどの言葉をかけることは大事なんだと、改めて思いました。 もちろん人にも感謝の気持ちを伝えれば、必ず答えてくれると思いますよ。 |
