有難かったこと・・・うれしかったこと・・・
ニーハオトンシン 2011年5/6月合併号 岡部美智子 『岡部健治さんは、動かせない重症な患者様なので、もし避難するようでしたら、しばらくは家族がバラバラになりますが、連絡先を教えていただいていれば、病院へは来なくて大丈夫ですよ。』と、地震、原発騒ぎの最中に、直接、主治医の先生が電話を下さいました。 ちょうどその頃、植田、勿来周辺の病院や介護施設では、地震で水道が止まり、ライフラインが確保されないため、患者を自宅に帰している・・・という話を聞いていました。 寝たきりの主人と、歩くのもままならない義母を帰されたらどうしよう・・・と心配していたときにいただいた電話だったので、信じられませんでした。 |
幸い、お世話になっている病院は、地盤がしっかりしているせいか、地震による大きな被害もなく、停電にも断水にもなっていませんでした。まるでその一画が別世界のように皆さん、普通に仕事をされていました。 ガソリンのない看護師さんたちは泊り込んだり、自宅から通っていた方は、病院で送り迎えをしてもらっていたようです。本当に頭が下がりました。何度お礼を言っても足りません。 |
また、店を再開すれば、お客様皆さんが、『先生は大丈夫でしたか?』と訊ねて下さいます。 主人が倒れてから半年・・・皆さんに気にかけていただき、本当にありがとうございます。 今は、一般病棟から、長期療養型の病棟に移りました。 今の主人は、私たちに“一生懸命生きる”ということを見せる役目があるんだと思います。 そして、私たち家族も岡部健治の生き様をしっかり見ていこうと思っています。 |