いわき民報 『くらし随筆』 No12
題:『桜ざんまい』
ある“桜守”の方が「皆さんは一年に一度、咲いた桜を見に来ればいいが、私たちはこれから一年、来年のために桜を育てていかなければならないのです。」と、テレビで話しているのを聞いたことがあります。目立たない陰の力で、満開の素晴らしい桜を見せていただける訳なのです。ありがとうございます。
あと一ヶ月もすると各地から桜便りが届き、桜大好き人間の私たちはうずうずしてきます。
東京の桜、常磐線上に咲く日立の桜・・・。一番のおすすめは三春の福聚寺というお寺さんの桜。滝桜の子どもともいわれ、薄桃色の桜が暮色に染まる様は圧巻です。比較的観光客も少なく、境内にも、三春の桃、梅、桜が至る所に咲いています。
まだ、枝垂れ桜で有名な小川町の諏訪神社も、荘厳な咲きぶりに感動します。そして、毎年必ず1~2度通ってしまうのが夜の森の桜です。日中も素晴らしいですが、やはり夜桜が見事です。一度目はどのくらい咲いたかを確認に行き、二度目は、明日あたりから散り始めるというころに行きます。
桜のトンネルの下に立ち、思わず合掌し「今年も見に来れました。こんなにきれいに咲いてくれてありがとう」と、みんなにお礼を言います。
