いわき民報 『くらし随筆』 No3
題:「息子の結婚式で号泣?!」
自他共に認める“北の国からオタク”の私です。テーマ曲が流れるだけで涙が出てしまいます。
純と蛍が年子のことや、上が男手下が女の構成まで我が家と似ていること、二ー三年の違いはありますが、子育てしていた時期が近いことなどがお思い入れに拍車がかかっていると思います。
今年9月に息子が結婚しました。以前に冗談で「花束贈呈には“北の国から”を流してくれ」って言ったら「あんな暗い曲、結婚式に合わないから駄目!!」と強く否定されました。
息子の結婚式は小人数でシンプルな“二人の手作り”と言う感じのものでしたが、突然、途中に新郎が私の母(83歳)と退場するサプライズを企画してくれていて「息子よ、よくいきな計らいをしてくれた」と心の中で感謝していると、司会者の方が「新郎のお父さん、この流れている曲わかりますよね。お父さんの大好きな“北の国から”ですよ」と呼びかけがあり「エッ!!」もう駄目です、涙が突然流れてきて、恥ずかしながら大判のハンカチをクシャクシャにして号泣してしまいました。
私は、息子の結婚式に感激して泣いたのではなくて“北の国から”の曲が流れると涙が出てしまうんだと言うのですが、誰も言い訳としかとってくれません。
結婚式が終わって2-3日すると、至るところから私の号泣写真が届いてしまいました。