いわき民報 『くらし随筆』 No2
題:「老後は猫と?!」
我が家にはスコテッシュフォルドと言う猫が5匹います。父猫、母猫、そして子猫三匹。子猫と言ってもう母猫より大きく、父にも引けをとらぬ大きさです。
この猫達はめったに啼きません。特別シャンプーしている訳でもないのに毛並みはツヤツヤ、その上性格も穏やかで、マイペースで我が家をかっ歩してます。
時々、猫好きのお客様がいらっしゃると福丸(父)や小梅(母)のお出ましとなり、ひと通りお客様に愛想(?)してくれる福招きの猫達です。
私もこの猫達に大変癒され、そして可愛いがっているのですが、家族の中では三・四番手にぐらいしか思われておないようです。
朝一番最後に私が起きてくると、妻や娘が順番に「おはよう」と声をかけてくれますが、低血圧(?)の私は機嫌が悪く「ウッ」と言う返事位きりしたことがありません。・・・が、しかし、猫の遊具の上にのっている小梅と目が合ったらもう大変「小梅ちゃんおはよう!!ここにいたも・・・。おいで々、お父さんに抱っこしな・・・」
「どうぞ、どうぞ老後は小梅に面倒みてもらってください」と妻と娘の心の声が聞こえてくる―――。